ドラマを見て号泣したことはありますか。ドラマには思わず心を揺さぶられ涙してしまうような「エモい」作品が多数あります。もちろん心が動かされるポイントは人によって違うはずです。そこでアンケートや自己分析を基に厳選した必ず感動すると自信を持って言えるような作品を3つに絞ってご紹介します。ぜひハンカチを持ってご覧ください。
1リットルの涙
項目 | 内容 |
キャスト | 沢尻エリカ、錦戸亮、薬師丸ひろ子、陣内孝則、成海璃子、藤木直人他 |
放送年 | 2005年 |
病気と闘い続けた少女の実話を基に描いた感動と勇気を与える名作
個人的にはこのドラマほど感銘を受けた作品ははいまだに見つかっておらず、初めて見た時の衝撃は忘れられません。感動するドラマを教えてと聞かれたらまずこの作品をおすすめします。
15歳の時に脊髄小脳変性症を発症して難病と懸命に戦いながらも25歳という若さでこの世を去ってしまた女性・木藤亜也さんの日記を原作としています。1968年に出版されたこの本は彼女の生きた証として日本だけでなく世界中で読まれており、多くの人に勇気を与え続けています。ドラマでは亜也さんを沢尻エリカが演じ、薬師丸ひろ子と陣内孝則が両親を演じています。
豆腐屋を営む父、保健師として働く母と共に4兄弟の長女として平凡ながらも賑やかな生活を送っていた15歳の彼女が転倒して怪我をしてしまったことがきっかけで病院で診察を受け、転び方が奇妙だったことから検査を行った所脊髄小脳変性症が判明してしまいます。
「なんで病気は私を選んだの」「タイムマシーンに乗って過去に戻りたい」などドラマ内では亜也が日記に実際に書いた内容の言葉が登場しますが、たった15歳で治らない病気だと診断され将来が絶望的となってしまった心境を想像するだけで心がいたたまれなくなります。ドラマが進むにつれて病気を受け止めていき、決して諦めずに家族や友達の助けを借りながら一日を必死に生きていく亜也の姿には胸を打たれます。
出演者全員の迫真の演技も魅力の一つです。沢尻エリカの病気の宣告時やそこからなんとか前を向いて進もうとする姿を全身全霊で演じていおり、演技には心が震えます。家族や友達は亜也に影響を受けて一人一人が成長していく姿には感情が抑えきれなくなって涙がこぼれてしまいます。娘思いの両親役である薬師丸ひろ子や陣内孝則、同級生役の錦戸亮などキャストの高い演技力も一つの理由かもしれません。
僕のいた時間
項目 | 内容 |
キャスト | 三浦春馬、多部未華子、斎藤工、野村周平、風間俊介、山本美月他 |
放送年 | 2014年 |
三浦春馬が苦しみながらも今を生きる若者を熱演!!
このドラマは大学3年生である自分にとって主人公に年齢が近く非常に思い入れのある作品となっています。病気に立ち向かっていく姿をまるでノンフィクションのようにリアルに描いているので共感する場面もたくさんあり、自然と感情移入してしまいます。
本作は筋肉が徐々に衰えてゆき最終的には生きるためには人工呼吸器が必要な状態となる病気であるALS(筋委縮性側索硬化症)に立ち向かっていく大学生・拓人が主人公の物語となっています。就活に苦戦している拓人を三浦春馬が演じ、同級生役の恵を多部未華子、拓人が信頼している先輩を斎藤工、医学部に進学する弟を野村周平、拓人の親友役を風間俊介など豪華なキャストが演じます。
序盤は就職活動中であまり内定をもらえておらず、現実逃避をしてしまう拓人や恵の姿を見て自分も焦りや不安を覚えていながらも微笑ましく視聴していました。最初は二人のラブストーリーがメインで胸キュンシーンも満載です。ただ、少しずつ病魔が忍び寄ってきていることもわかります。後半は登場人物たちの人間成長を描くヒューマンドラマの要素にも注目です。
第一話の最初はセリフがなく、ナレーションのみとなっているので不思議な感覚ですが三浦春馬が「絶望」を魂の底から演じており、その演技に引き込まれます。ドラマを見続けていく内に意味がわかってくるので、気になる方やもう一度見たい方はぜひFODでの視聴をおすすめします。
世界の中心で愛を叫ぶ
項目 | 内容 |
キャスト | 綾瀬はるか、山田孝之、緒形直人、桜井幸子、松下由樹他 |
放送年 | 2004年 |
「セカチュー」の切ない展開に涙腺崩壊!!
ドラマと同じ年に映画も公開され大ヒットし、名前を略した「セカチュー」は流行語になるほど一大ムーブを起こしました。何度か見返しており毎回涙を流さずにはいられません。、結末がわかっていても必ず感動する切なすぎるストーリーで原作もドラマも映画も全て視聴するべきです。
ドラマは主人公・松本朔太郎が高校生時代と病理医になった17年後の両方の姿を交えながら描かれます。学生時代の朔太郎を演じたのが山田孝之で、雨の中で弔辞を述べるクラスの人気者の綾瀬はるか演じる廣瀬亜紀に傘を差しだしたことをきっかけに二人の距離が近づいてくストーリーとなっています。カセットテープを使ってお互いの思いを共有しながら幸せな日々を過ごしていた二人でしたが、亜紀が白血病にかかってしまう残酷な運命が待ち受けていたのです。
亜紀のために人生をかけて奮闘する朔太郎や病魔に負けじと必死に生きようとする亜紀には胸が熱くなります。亜紀役の綾瀬はるかは当時19歳で抗がん剤治療で髪が抜けてしまう姿を演じるために実際に頭を丸刈りにして撮影に臨んだそうです。二人だけでなく大人になった朔太郎を演じた緒形直人や亜紀の頑固な父親を演じた三浦友和たちベテランたちの演技にも圧倒されます。
ドラマのタイトルの意味についても後半明かされ、今でも強く印象に残っています。ネタバレになるのであまり言いたくはないですが、亜紀の亡くなった後の登場人物たちの人生にも注目です。このドラマを見れば、きっとあなたも「そばにいる人を大切に生きていこう」と思えるでしょう。
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